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為替

【第3回】過去最高益の「幻」と、魔法が解ける痛み —— 私たちが直面する「究極の選択」

「上場企業、過去最高益を更新!」 「日経平均株価、バブル後最高値を記録!」ニュースでは連日、景気の良い言葉が踊っています。 しかし、それを聞いて皆さんは心から喜べているでしょうか?「企業の利益は増えているのに、なぜ私の生活は苦しいままなのか...
為替

【第2回】1ドル150円台は「行き過ぎ」なのか? —— 為替が本来の価値へ戻る「3つのシナリオ」

前回は、日本の「稼ぐ力(生産性)」の低下が、長期的な円安トレンド(逆バラッサ・サミュエルソン効果)を招いたという話をご紹介しました。しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。「日本が弱くなったのはわかった。でも、1ドル150円台はさすがに安すぎ...
為替

【第1回】「安いニッポン」の正体と未来 —— なぜ私たちは「安いニッポン」に甘んじているのか?

前回、ビッグマック価格と購買力平価のデータを使って日本の物価が他の先進国よりも極端に安くなっていることを紹介しました。実際、街を歩けば、外国人観光客の姿を見ない日はありません。 彼らが日本に押し寄せる理由は、食事が美味しいから? 治安が良い...
物価

ビッグマック価格とOECD購買力平価で観る日本の物価水準:際立つ「安いニッポン」

日々の生活において、物価の上昇を肌で感じない日はありません。食料品から光熱費、外食価格に至るまで、値上げの波はかつてないスピードで生活に影響を与えています。政府や日本銀行は長年、物価上昇(インフレ)を目標としてきましたが、私たちが現在直面し...
物価

なぜ「体感インフレ」はCPIより高く感じるのか──帰属家賃と生活必需品の価格構造から読み解く

ニュースで報じられる消費者物価指数(CPI)の上昇率は、ここ最近2〜3%台で推移しています(2025年10月前年同月比3.0%)。「インフレは落ち着いてきた」という論調さえ聞こえてきますが、スーパーで買い物をする際、あるいは家計簿を見直す際...
物価

実質賃金の低下と労働分配率の低下

前回の続きとなります。少し間が空いてしまいましたが、今回はデータを1年分更新したグラフをご紹介します。1. 基本式の再掲実質賃金を生産性と労働分配率の掛け算とした前回の式を再掲します。\( \frac{W/P}{L \times H} = ...
経済の可視化

時給は上がっても世帯所得は減っていた

前回、毎月勤労統計調査の実質賃金指数の推移と、GDP統計から算出される時間あたり実質賃金の推移に違いがあることを確認しました。ただし、同調査の実質賃金指数は「1人あたりの月収ベース」で算出されたものです。GDP統計から算出される「時間あたり...
経済の可視化

毎月勤労統計とGDP統計から2つの「実質賃金」を比べてみた

賃上げにもかかわらず、依然として「実質賃金が下がっている」というニュースをよく見ます。実質賃金は、経済全体を表すGDP統計(国民経済計算)から計算することもできます。厚労省の毎月勤労統計の実質賃金と違った動きをしているか見てみることにしまし...
株式

新NISAは消費と資産運用にどう影響したのか? 〜前回の続き:データ分析から見えること〜

2024年から始まった新NISA。投資枠の拡大や制度の恒久化によって、多くの人が定期預金から株式や投資信託へ資金を動かしたのではないかと言われています。実際にデータを用いて検証してみました。 分析の方法今回使ったのは「年齢別の支出・株式&投...
株式

グラフで見る給与、消費、株式・投資信託の変化(2)

前回に続いて今回は、総務省『家計調査』から定期性預金と株式&投資信託の保有額を確認してみます。データは10歳階層の平均値で公表されているので、前回同様、各年の各年齢人口で補正して年齢ごとの値を推計しました。定期性預金は減少傾向だが年齢層で差...
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